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農業機器の補修部品にアスベスト使用

概要

三菱マヒンドラ農機は、2006年のアスベスト規制に基づいたアスベストを含有する補修用部品の廃棄・代替化の作業に不備があり、アスベスト含有の補修用部品を規制後も出荷・販売していたことが判明した。

「労働安全衛生法施行令」改正により、2006年9月1日からアスベストをその重量0.1%を超えて含有するものは、製造・輸入・販売・譲渡・提供・使用が禁止となり、農機具の完成品・補修用部品のノンアスベスト化への対応を実施していたが一部で不備があった。

補修用部品(パッキン・ガスケット)について

三菱マヒンドラ農機はインドの企業と手を組んでグローバル展開をしています。今回のアスベスト含有の補修部品が使用されて農機具がグローバルで使用されている可能性もあります。

 当社のアスベスト分析方法は、国際標準規格のISO2262-1を日本のJIS規格に採用したJIS A 1481-1 の分析方法を採用しています。補修用部品のパッキン材やガスケットの分析は、国際標準規格でない分析方法を採用すると誤った分析結果になるおそれがあります。補修用部品の分析を実施する際には、国際標準規格の分析方法を採用することが望ましいです。