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学校のアスベスト発見の事例について

 北海道にある千歳北陽高等学校の階段裏にレベル1のアスベスト建材が使用されていることが判明しました。

 発表されている資料では、平成17年にアスベスト含有調査を実施した際にはアスベスト含有なしとしていたところ、胆振東武地震復旧工事の設計の際にアスベスト含有の吹き付けひる石が使用されていることが判明しています。

 当社でも数多くのアスベスト調査を実施していますが、階段裏のひる石やパーライト吹き付けなどの建材は、建物管理者側で把握していないケースが多く見受けられます。

 また、ひる石にはトレモライトが含有していることがありますが、平成18年からクリソタイル、アモサイト、クロシドライトに加え、トレモライト、アンソフィライト、アクチノライトの3種類が規制項目に追加されているため、過去の調査結果であっても再度確認する必要があります。

 アスベストが使用されていることが関係者の間で共有し、健康被害が発生しないように管理、対策をしていく必要があります。