アスベスト分析を実施する際に、施工年、改修履歴等の情報からアスベスト調査において異なる建材と判断した建材を、混合して分析してほしいとの依頼が増えています。
アスベストが含まれている建材が分析の結果非含有との結果になることもあるため、混合分析でアスベスト含有を判断することはできません。
アスベスト調査では
・同一のと考えられる建材の範囲の判断
・建材からの石綿の有無に関する情報の読み取り
・メーカー等の石綿含有情報との照合
・判断根拠の記録(目視の判断とは分析によらずに確認できる石綿有無の判断根拠の調査)
と厚生労働省の「石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアル」にも記載されています。
マニュアルには3箇所から採取するとなっていますが、同一建材を対象としているため、あきらかに異なる建材は別にアスベスト分析を実施する必要があります。