· 

大学でのアスベスト検出事例

 2018年8月16日に京都府立大学の旧図書館棟で吹付け材アスベストが検出され、本館・合同講義棟でアスベストの疑いのある建材が発見、他についても現在調査中との発表がありました。学校については過去に何度も文部科学省によりフォローアップ調査が行われていますが、今回は改修設計中に発見されています。

 本来であれば石綿障害予防規則において、通常利用時であってもアスベストにばく露する可能性がある場合は対策が必要になります。アスベストの使用状況を把握するため調査を繰り返してきたはずですが、新たにアスベストが見つかる事例が多く発表されています。当社も調査時にはアスベストがないことになっている建築物でも、アスベストが飛散している状況の部屋を発見しています。解体・改修時のアスベスト事前調査だけでなく、今の現状を把握するアスベスト実態調査が将来のリスクを低減する上で重要と考え、当社はアスベスト調査を提案しています。

京都府立大学「旧図書館棟からのアスベストの検出について」

https://www.kpu.ac.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=6744