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過去に実施されたアスベスト調査の問題点について

愛媛県の病院で吹付アスベストが発見

 本日、愛媛県の病院で解体調査中にアスベストが発見されたとの報道がありました。当社は解体前の事前調査以外にも、使用している建築物のアスベスト実態調査を非常に重視しています。

 その理由は

 第1に解体前のアスベスト施工が判明した時点では、現在働いている労働者や建物利用者の健康は守れないこと。

 第2に過去に実施されたアスベスト調査は図面調査のみであったり、アスベストについて知識のない者の調査であったりすることで、調査漏れ、サンプリングミスなど後で発覚する問題が多く見受けられます。

 

 今回の報道では樹脂やセメントで固化され劣化が少なく飛散が無いようですが(それでも現状の空気環境測定は必要だと思いますが)、過去に様々な施設のアスベスト調査をした経験上、解体前まで飛散状態にあったアスベストが施工されていたケースは少なからず存在します。

 現状の実態把握がアスベストばく露対策に重要な役割を果たすと信じてアスベスト調査のサービスを始めました。解体前にアスベスト使用が発覚する度に自社の事業を立ち上げた信念を貫きたいと思います。